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【若鶴酒造・三郎丸蒸留所】世界が注目!北陸唯一のウイスキー蒸留所

体験 砺波市
日本の原風景と呼ばれる散居村(さんきょそん)が広がる、富山県砺波市。広大な砺波平野に流れる庄川(しょうがわ)の伏流水を仕込み水とし、「若鶴酒造」では1862年から150年あまりの間、酒造りを続けています。
そんな歴史深い若鶴酒造の敷地内に2017年、北陸唯一のウイスキー蒸留所「三郎丸蒸留所」が“五感で楽しむ蒸留所”として新たに生まれ変わりました。

 

 

 

若鶴酒造のもうひとつの原点

 

 

富山県砺波市(となみし)に位置する「三郎丸蒸留所」。JR油田(あぶらでん)駅から徒歩2分。敷地内には無料駐車場があり、車でのアクセスも便利です。

 

 

 

若鶴酒造といえば、日本酒の酒蔵として想起する方も多いのでは。実は1952年から続くウイスキーづくりは若鶴酒造のもうひとつの原点なのです。戦後の米不足の最中、2代目社長の稲垣小太郎氏は米以外の原料からアルコールを作り出そうと試行を重ね、ウイスキーづくりを始めました。庄川の清水を活かし、この地でしかできない味や香りを追い求めてきました。

 

 

 

 

2016年、蒸留所の老朽化が進行する中で、北陸唯一のウイスキー蒸留所を途絶えさせるわけにはいかないと「三郎丸蒸留所改修プロジェクト」を立ち上げ、改修資金を募るクラウドファンディングに挑戦しました。地域の方々を中心に多くの支援を募り、無事改修を終えて2017年に見学ができる蒸留所へと生まれ変わりました。

 

 

 

 

現在は全国からウイスキーファンが足を運ぶ、富山の新たな観光名所のひとつとなっています。

 

 

 

 

富山が誇る技術とのコラボレーションが見どころ

 

 

三郎丸蒸留所では、「富山ならでは」のウイスキーづくりを行っています。ウイスキーそのものの材料だけでなく、製造工程にまつわるものにも取り入れられています。

 

中でも「ZEMON(ゼモン)」と名付けられたポットスチル(ウイスキー蒸留器)は、400年の歴史を持つ高岡銅器の梵鐘(ぼんしょう)の製造技術から生まれました。世界初の鋳造製ポットスチルとして、世界からも注目を集めています。

 

 

 

 

また、地元の林業家と木工職人とタッグを組み、富山県産ミズナラなどの地場木材を使った樽づくりに取り組んでいます。他にも「富山ならでは」のポイントが散りばめられているので、ぜひ蒸留所見学にてお楽しみください。

 

 

 

大正蔵で試飲を楽しもう

 

 

蒸留所見学では試飲も可能です。敷地内併設の「大正蔵(たいしょうくら)」で若鶴酒造が生み出す美味しいお酒をゆっくり味わってみましょう。大正11年に作られた蔵を改修した美しい建物も、併せてじっくりとご覧ください。

 

 

 

 

ご見学の際はホームページからの事前予約が必要です。

 

見学

無料

試飲

お猪口の購入(有料)が必要です

 

 

まとめ

地域と共に歴史を紡ぎ、人々に美味しいお酒を届けるべく工夫と実行を重ねてきた若鶴酒造・三郎丸蒸留所。
ここにしかない、富山が世界に誇るウイスキーづくりをぜひ五感で体感してみてはいかがでしょうか?

若鶴酒造株式会社 三郎丸蒸留所

住所 富山県砺波市三郎丸208
WEB https://www.wakatsuru.co.jp/saburomaru/
※お問い合わせ、ご予約はホームページより
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